退職届けを代わりに出してくれる退職代行。
普通の日本人は「自分で伝えろよ」とか「辞めるなんてありえない」と思っているんだけど、病んでいる本人からすると辞めたいし自分で伝えられないよね。
ただでさえパワハラしてきて怖い上司に、辞めるなんて恐ろしくて言えない・・・
そんな人が多いのではないでしょうか?
この記事では退職代行とはなにか、そして退職代行を使うメリットとリスクについてご紹介していきます。
退職代行とは
退職代行とは退職などの手続きを代行してくれるサービスです。
本来なら、辞めることを自分で言わないといけないですが、退職代行が退職の意思表明をしてくれます。
日本社会では自分で辞めることを伝えるのが是とされていますが、上司の権限が強い日本ではなかなか言い出しにくい環境にあります。
この日本社会の闇が退職代行を求めていて、日本人らしいサービスといえるでしょう。
退職代行の特徴
とはいえ、ほんとに退職代行で会社を辞められるのか不安ではないでしょうか?
結論からいうとほぼ100%の人が退職代行を使って、退職することができています。
この退職代行は、弁護士による退職代行とそうではない退職代行は大きく異なります。
その弁護士とそうではない場合についてご紹介していきたいと思います。
弁護士ではない場合
料金が安い
弁護士ではない場合、退職代行の料金はかなり安いです。
「退職代行比較表!9社調べました。おすすめ、料金、コスパなど」の記事で調べましたが、弁護士ではない場合の料金は最安値が3万円で追加料金がかかりません。
その一方で、弁護士の退職代行は最安値が5万円でそれプラス追加費用がかかります。
この追加費用など含めると弁護士の退職代行を使った場合の料金は、そうでない退職代行の料金の3倍以上になるケースが多く、かなりの価格差があります。
これだけの価格差があると質が全然違うと考えるかもしれませんが、弁護士ではない退職代行の退職率はほぼ100%なので、安くても十分な質を提供できています。
意思伝達
弁護士がやらない退職代行サービスでは基本的に意思伝達を行ってくれます。
法律では、弁護士法72条に非弁行為の禁止と定められていて、弁護士ではない人が報酬目的で法律事件を取り扱ってはいけないとなっています。
ここでの解釈では、どうやら交渉はダメで、意思伝達はいいとの法律解釈になっているみたいです。
ですので、意思伝達まではしっかりやってくれます。
ただ事実上交渉であっても、交渉でも意思伝達と伝えればおそらくなんでも意思伝達になると思いますが。。
このような解釈から、弁護士ではなくても退職代行を行っているようです。
退職代行の業者の多くは弁護士を顧問として雇っているので、基本的に法律的には大丈夫そうです。
ただ、私は法律の専門家ではないので、退職代行を頼む際には法律的にどうなのか聞いてみるといいでしょう。
退職に対するコミット
弁護士でない退職代行は退職に対してコミットしてくれます。
弁護士の退職代行は、弁護士という絶対的な権威があるので、その弁護士資格にあぐらをかいています。
本人たちは自覚のない場合が多いですが。
一方で、弁護士ではない人が退職代行やる際にアピールするポイントといえば、退職率になります。
もし、退職できないとなればかなりの痛手を追うことになるので、退職率を高くすることによって、ビジネス的なアピールをすることができます。
弁護士ではない退職代行の多くの代行サービスが退職率100%を達成していて、結果にコミットしています。
そこのやる気の部分では、弁護士より弁護士じゃない退職代行のいいといえるでしょう。
弁護士
次に弁護士が退職代行を行ってくれる場合です。
弁護士は安心感がありますが、なんといっても高額。
弁護士ではない退職代行サービスの場合、3万円からなのにもかかわらず、弁護士を使うと5万円+追加料金です。
退職代行を使う人の層にとっては、かなりきつい額となっているのが現状です。
それでは、弁護士がやってくれる退職代行サービスについてご紹介します。
退職届けがいらない
退職するとなると退職届を作らないといけないので、面倒なことがたくさんあります。
弁護士の退職代行に頼むと退職届などの面倒なことはかなり減ります。
ただ、面倒なことを弁護士に依頼すると追加料金を取られることがほとんどです。
面倒な書類作成などを弁護士にいえばやってくれるケースが多いですが、料金がかかると覚えておきましょう。
未払い請求
弁護士の退職代行では未払金の請求まで行ってくれます。
ブラック企業などでは、今までもらえるはずだった賃金をもらえないケースってまあまあありますよね。
もし、未払金があった場合には、弁護士の場合交渉をしてくれます。
必ず戻ってくるものではありませんが、交渉がうまくいけば未払金が戻ってきます。
ただ、この未払金交渉なども追加料金などを取られるケースが一般的です。
退職代行を使うメリット
次に退職代行を使うメリットです。
退職代行のメリットいえば、なんといっても嫌な上司と関わらなくてすむことでしょう。
嫌な上司と関わらないで辞められる
嫌な上司と関わらなくてすむのが、退職代行の大きなメリットでしょう。
パワハラ、セクハラと理不尽な言動を取ってくる上司にもう会いたくないし、退職なんて口が裂けても言えない。
退職を言った後の嫌がらせを考えると、辞められない・・・
こう感じている人がほとんどではないでしょうか。
理解できない上司に退職を告げるとほんとにしんどいですからね。
退職代行を使えば当然ですが、嫌な上司と関わらずにやめることができます。
嫌な上司と関わらないで辞められるのは、退職代行くらいしかないので、そこが退職代行を使う大きなメリットと言えるでしょう。
自殺を回避できる
自殺を回避できるのも退職代行の大きなメリットです。
これを聞いて自殺なんて大げさだよね。って思うかもしれませんが、日本はかなりの自殺大国で、年間約3万人の人が亡くなっている自殺大国です。
あれだけの大災害、東日本大震災の死者数が1万5,000人です。
これだけ多くの日本人が自殺しているので、自殺は人ごとではないのです。
また、人はある程度元気があれば逃げることができますが、極限まで疲れ果てると逃げる元気すらなくなってしまいます。
逃げる元気がなくなった状態でストレスがかかると、自殺という最悪な選択肢を取ることもあるのです。
退職代行を使えば、この自殺という最悪なことを回避できるので、これも退職代行の大きなメリットといえるでしょう。
退職代行を使うデメリット
次に退職代行を使うデメリットです。
当然退職代行にもデメリットがあるので、こちらもぜひご覧下さい。
お金がかかる
退職代行を使うにはお金がかかります。
退職代行をボランティアでやってくれるところはないですからね。
お金がかかるといっても、SARABAくんとか使えば3万円程度です。
もちろん、弁護士を使えばもっとかかりますが・・・
3万円と聞くと高いと思うかもしれませんが、3万円は2日〜3日働けば回収できるので、実はそんなに大きな額ではありません。
もちろん、3万円を支払うのはかなりのふんぎりが必要になりますが、それでも自殺や鬱になって働けなくなるより全然いいです。
鬱だと回復するまでに1年以上かかるケースもあるので、それから考えるとかなり退職代行はお金はかかりますが、価値から考えると安いほうだと思います。
悪い評判が広まる
悪い評判が広まる恐れがあるのも、退職代行を使うデメリットでしょう。
日本ではまだまだ、退職する時は直接伝えるべきだと考える風潮が強いです。
退職代行を使うと上司が不快に思い、他の誰かにその話をするかもしれません。
この悪い評判は100人の村だとキツイかもしれませんが、日本は1億人以上人がいる大国です。
悪い評判が広まってもそれは限定的ですし、退職代行を使って辞めた後にいい企業で働き活躍すれば、悪い評判が広まったとしても、それはすぐかき消されてしまいます。
少しくらいは悪い評判が広がるかもしれませんが、あなたの人生に悪影響を与える可能性はかなり低いので、そんなに気にしなくてもいいデメリットといえるでしょう。
弁護士じゃない退職代行は違法?
退職代行を弁護士じゃない人がやるのは違法なのでしょうか?
結論を言うとグレーです。
法律では、法律案件を報酬目的で行うことは弁護士以外禁止とされています。
これを聞くと、違法と感じるかもしれませんが、法律の解釈で交渉はいけないが、意思伝達はOKとの解釈があるようです。
弁護士ではない退職代行サービスの多くは、顧問に弁護士を入れているので、おそらく問題はないと思いますが、グレーであると言えるでしょう。
退職代行を使う時の危険性
次に退職代行を使う時の危険性です。
退職代行を使うのは100%安全というわけではありません。
訴訟リスクがある
退職代行は少なからず訴訟リスクがあります。
期間のない雇用の場合には、2週間前に退職届けを出さなければなりません。
また、退職することによって人によってはなんらかの損害を与えるケースがあります。
まあ、ほとんどの人は損害を与えないのですが、それを根拠に訴えてくる可能性もあります。
ただ、この訴訟の可能性は0に近いです。
というのも、訴訟をしたところで、訴訟費用より多くの賠償金を得られるケースはまれですし、なにより裁判は大変です。
そこまでして、裁判を起こそうと思う人がほとんどいないので、訴訟に至るケースはほとんどありません。
事実、退職代行サービスの多くが、訴訟されたことはないと明言をしています。
訴訟されるリスクはありますが、訴訟されるケースはほんとにまれなので、気にしなくていいでしょう。
退職代行サービスを使った後はどうしたらいいの?
退職代行についてご説明してきたので、退職代行のイメージはある程度ついたと思いますが、退職代行サービスを使った後のなにをしたらいいか気になりますよね。
退職代行を使った後に取るべき行動が、第二新卒の転職エージェントを使うこと。
第二新卒の転職エージェントはその名の通りで、20代で既卒の人に特化した転職エージェントのことで、あなたにあった求人を教えてくれます。
ウズキャリ第二新卒などでは、面接対策をしてくれますし、教えてくれる求人はブラック企業を排除してくれるので、かなりおすすめです。
とはいえ、一度企業を辞めてしまうと転職活動は不利になるので、先に転職エージェントを使い転職活動をして転職先を決めてしまうのがおすすめ。
今は、景気がいいので未経験の転職でもOKな企業はたくさんあります。
そこで、転職を決めてから退職代行を使うと将来の職の心配がなくなります。
未経験からの転職でおすすめの転職エージェント!分野別にご紹介します
おすすめの退職代行
ここまで退職代行サービスについてご紹介してきました。
次におすすめの退職代行についてです。
退職代行で私がおすすめしているのは、SARABAくんです。
SARABAくん
SARABAくんは3万円ぽっきりで退職できる退職代行サービスです。
3万円というのは、私が調べた退職代行の中では最安値です。
他にも3万円で退職代行サービスをやっているところもありますが、SARABAくんをおすすめする理由が、正直なところ。
SARABAくんのホームページを見るとわかると思いますが、退職代行を使うデメリットについてもしっかりと言及されていて、かなり誠実です。
退職という大変で大きなものを任せるので、誠実さ安心さは絶対必要条件です。
退職代行サービスの中には儲かるからという理由で安易に参入してきて、誠実といい難い運営をしている業者も存在します。
それから比べると誠実なページを作っているSARABAくんはすごいですし、かなりおすすめできます。
退職代行を検討しているのであれば、SARABAくんを使ってみるのがいいでしょう。
まとめ
ここまで退職代行とはなにかについてご紹介してきました。
退職代行はお金がかかりますし、悪い評判が広まる恐れがあるので、できれば自分で伝えたほうがいいですが、自分で伝えられないのであれば、かなりおすすめなサービスです。
また、退職代行についてかなり調べて以下の記事でとこがおすすめかをご紹介しています。
かなりわかりやすくまとまっていると思うので、退職代行サービスの利用を検討している方は是非見てみてください。
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