アプリやWebなど様々なサービスを開発するプログラマー。
人材不足で重宝されているプログラマーですが、向いている、向いていないがはっきりしていて、以下のような理由で辞めたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
「勉強するのが大変。難しい」
「未経験から始めたから、仕事できなくて辛い」
「激務なのに給料が低い」
一人前のプログラミマーになるのは大変で、最初は辞めたいと思いがちです。
この記事では、プログラマー辞めたいと思う理由と、辞めたいときの対処法をご紹介します。
SESなど長時間労働、低賃金の場合は待遇のいい企業に転職するのもありだと思います。
プログラマーを辞めたいと思う理由
プログラマーを辞めたいと思う理由は人それぞれですが、多くのプログラマーが似たような理由で辞めたいと考えています。
このことを最初から知っているだけで辞めずに色々と対処することが出来ます。
なので今回は最初にプログラマーが辞めたいと思う理由についてお話したいと思います。
向いていない(と感じる)
プログラマー辞めたいと思う理由1つ目が向いていない(と感じる)点。
辞めたいと思っている方で一番多いと思います。
プログラミングはできる人とできない人の違いは100倍以上の差があると言われるくらい、できる人とできない人で差があります。
特にプログラマー歴が浅い人は向いていないと感じる傾向にあります。
向いていないと感じるということは他の人よりも仕事が遅いと思うので、置いていかれてる感がありしんどい思いをします。
残業が多い(長時間労働)
SES(派遣型)にはさまざまな現場があり、働きやすい現場から
SESはいつでも契約を切れるので、使い捨てとしか思ってない会社もあり、
月の労働時間が80時間を超えるようなブラックな働き方を強いられる現場も多々あります。
中には人手不足や納期の問題で日をまたいで仕事をしなくてはいけない現場もあるようです。
今は昔に比べてこういった会社は減って来ていますが、いまだに残っているのも事実です。
このことから会社の上司には行く現場などをしっかり相談し、
現場に配属されてからも現場の状況など相談できる環境を作ることも大事になって来ます。
ただ会社の利益しか考えてなく、我慢してくれという会社もあるので、
そういう所は早く辞めて次の会社を探した方がいいと思います。
人間関係
多くの人はプログラマーの仕事は、ほとんど人と話さず黙々とパソコンに向かって作業しているイメージを持っているのではないでしょうか。
実際は一つのプロジェクトに対して複数人のチームを組んで動くため、周りとのコミュニケーション力がとても重要です。
なので人間関係が苦手でこの仕事を選んだ人にとってはイメージしていたエンジニアの仕事とのギャップを感じ苦労されている方も多くいます。
現場に同じ会社の人がいない場合もあるため、なかなか周りに相談出来る人がいなく、ストレスを感じることも多くあります。
特に、エンジニアは1人で抱え込みがちな人が多いように感じます。
なので、一人で抱え込まずに最初のうちから上司にはちょっとしたことでも相談するようにした方がいいと思います。
常に勉強し続けなければならない
IT業界は他の業界に比べて変化が激しく、少しでも仕事から離れたり、学ぶことを辞めると
仕事が出来なくなってしまいます。
プログラマーであり続ける限り、常に新しい技術にアンテナを張り、
常に勉強をし続けなければなりません。
エンジニアの多くのが仕事以外もプログラミングについて学び、勉強会に参加したりと常にスキルアップしている人が多いです。
このことからエンジニアになりたく、エンジニアとしてこれから活躍したいのであれば
まずはこの仕事を好きになることも大切だと思います。
望まないプロジェクトに配属された
IT業界はSES(派遣型)が主な働き方になります。
本人の希望を大事にしてくれる会社が多いのですが、会社によっては行きたくない現場に派遣されるこもあります。
「開発したいものが違う」
「使いたい言語ではない」
など不満を持つ人もいるでしょう。
しかし未経験者や経験が浅い人は、とにかく経験を積むこと、スキルアップすることを最優先にすることが大切です。
経験を積めばいける現場も増えてくるので、希望を伝えたり、交渉しやすくなります。
給料が安い
プログラマーはプロジェクトの内容やプログラミング言語により大きく年収が変わる職業ですが
一般的なプログラマーの平均年収は約300万円~500万前後と言われています。
思っていたより年収が低いと感じる人も多いかもしれません。
IT業界の収入は高いイメージがあるかもしれませんが、会社員プログラマーとして働く限り他の職種と大きく収入は変わりません。
会社員プログラマーとして高い収入を得たい場合は、管理職になるかプロジェクトリーダーになるしかありません。
ただプログラミングが好きでスキルがあるのであれば無理に管理職を目指す必要はないです。
多くのIT企業は人手不足なため少し高い報酬を払ってでもプログラマーとして働いて欲しいと考える会社が多いです。
そのため、業務委託のフリーランスで働くと一気に月収が3倍(50万円~100万円)になることもあります(実務経験を2~3年が目安)。
フリーランスとしては働くメリットは1つの現場に縛られることが無いため、複数の現場を掛け持つことができ現場経験やスキルを一気に高めることができます。
プログラマーを辞めたい時の対処法
上記のような理由でプログラマーを辞めたいと考える人は多くいます。
プログラマーを辞めて別の仕事をするのも1つの手ですが、ただ上に挙げた理由でプログラマーの仕事自体を辞めるのは少しもったいない気がします。
それは環境を変えることで改善することが多いからです。
そこで今回はどのような方法で現状打破するかについてお話しさせて頂きたいと思います。
少しでも参考にして頂ければと思います。
現場をかえてもらう
自社開発で仕事をしているのであれば、なかなか職場改善するのは難しいため、転職を視野に入れる必要もあります。
しかしSES(人材派遣)で現場に行っている場合は上司に相談して現場を変えてもらうことは可能です。
残業が多い現場がストレスだった人間関係がうまくいかないと悩んでいる人は、一度相談して環境変えてもらうことをおすすめします。
それでも現場を変えてもらえない場合に転職を考えても遅くないと思います。
社内でプログラマー以外の仕事をする
実際に仕事でプログラミングの仕事をやってみたら仕事が全然楽しくなかったという理由であれば仕事を変えた方がいいと思います。
ただ仕事を変えるからといって転職する前に社内で別のポジションがないかを検討してみてください。
プログラミングに関わる仕事にはデザイナー・ディレクター・営業といった仕事もあります。
プログラマーからIT営業に変わった人も多くいます。
プログラマーとして現場経験のある人は営業職でも重宝されます。
社内で違う仕事をすることも十分可能です。辞める前に一度、検討してみてください。
副業をする
家族や奨学金の返済、住宅ローンなどで仕事を辞めたくても辞めれない状況の人もいるでしょう。
そんな人は、副業をおすすめします。
特にエンジニアの仕事は副業(在宅ワーク)の仕事に向いている職業です。
実際に在宅で出来る案件も多く掲載されています。
人間関係や望まないプロジェクトでのストレスで仕事を辞めたいと思っている人にとって、新しい環境で働ける副業は魅力的です。
本業は続けたままなので収入が下がるリスクも回避できますし、副業をきっかけに自分に合った環境に出会えるかもしれません。
実際に副業をきっかけに転職したエンジニアは多くいます。
SNSで仕事を募集していることもあるので、興味のある案件をみつけたらメッセージを送り、仕事に繋げることもできます。
知人に美容室の友達がいればホームページを作らせてもらったり、職場の同僚で副業をやっている人がいれば、その人の仕事を手伝わせてもらえるか交渉するのもいいでしょう。
クラウドワークスや副業エージェントなどで探すこともできます。
「副業エージェント」でおススメを以下にまとめてみました。
⇒週1~、リモートワーク、土日に働くことを希望する人
2,ITプロパートナーズ
⇒週1または週2日かつリモートワーク希望する人
⇒週4、5日でもいいから単価を優先させたい人向け
副業は基本的に自分で仕事を選べます。興味がある新規技術を使った仕事があれば、それを受けてこなすことで、「実績」ができます。
働く日数や時間を自由に選べる案件もあります。
副業が軌道にのれば本業(独立)するのも不可能ではありません。
副業が上手くいき現在の仕事を辞め、副業を本業にされている方も多くいます。
フリーランスになる(独立する)
フリーランスとして働きたいという思いを持ち、エンジニアなる方も多くいます。
※フリーランスは、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らのスキルを提供することによりお金を頂く、個人事業主です。
エンジニアとして自由に働きたい・高収入を得たい、自分の裁量で仕事をしたいと考えるのであればフリーランスという働き方が魅力的かもしれません。
ただいきなりフリーランスとして働くのは厳しいです。
フリーランスになりたいのであれば、実務経験を3~5年積んでからなることをおススメします。
実務経験を3~5年で積んでいればあなたが望む働き方・高収入も実現可能です。
自分で仕事を取り、仕事をするということは大変な部分もあります。
自分の裁量で仕事ができることは嬉しさとともにストレスにもなるかもしませんが、
会社員のように満員電車に乗るストレスや職場の人間関係のストレスとは違い自分を成長させてくれるきっかけにもなります。
もしあなたがエンジニア経験が長く、今の職場に不満があるのであればフリーランスという道も考えてみてはいかがでしょうか。
転職活動をする
IT業界は会社によって働き方が大きく違うため、今いる会社がはちゃめちゃに残業があるからといって全ての会社がそうだと思わず、会社を変えるだけで残業が全くなくなったり、年収も100万円以上UPしたという話はよく耳にします。
年収や残業が理由で辞めたいのであれば会社を変えるのが1つの大きな手段です。
転職を考えている人は、ぜひ以下の転職サービスを利用してみて下さい。
派遣社員になる
派遣切りという言葉が流行ったこともあり、派遣社員という働きかに対して多くの人は悪いイメージを持っているかもしれません。
しかしエンジニアとして働いているのであればそう考えるのは少しもったいないです。
派遣業界の中ではエンジニアという職業は高収入です。
2019年3月度の三大都市圏職種別平均時給を見ると、「IT系」職種は2,230円です。
他の業種の平均時給は1,300円~1,800円。
派遣エンジニアは他の業種の派遣と比べると収入の相場が高いのがわかります。
そのため派遣として働いたとしても高収入である傾向があります。
派遣社員が正社員の給与を上回る企業もあります。
社会保険については正社員と同じように派遣でも適用されます。
また派遣はシフト制であったり就業時間や就業日がきっちりと決まっていることが多いため、プライベートな時間を優先したいという人にとっては派遣という働き方は合っています。
まとめ
今回はプログラマーを辞めたいや辞めたいと悩んだ時の対処法をテーマに紹介したので、少しネガティブな内容になりました。
誤解のないように言うと、プログラマーの仕事はそんなに悪いものではありませんので安心してください。
むしろ少し視野を広げるだけでIT現代の仕事の中ではホワイトな職種だと思います。
これからますますエンジニアが不足するため、未経験からでも是非エンジニアを目指して欲しいです。
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