FXって儲かるの?
儲けたという話もあれば、失敗して借金を作ったという話も聞きます。
FXのメリットは小額から始められ、必要な専門知識も少ない点。
デメリットは相場の急変動のリスクや中毒性などがあげられます。
FXで300万儲けたという話もあれば、自己破産に追い込まれてしまった、なんて話もあります!
FXに興味のある方、初心者向けにわかりやすく紹介します。
FXのメリット
FXは株式投資をはじめとする他の投資と比べ、小額から投資を始めることができます。
さらに、レバレッジを利かせて元手の何倍もの額の取引ができます。
手数料も安い場合が多く、他の投資に比べても専門知識は必要ありません。
FXには多くのメリットがあり、人気の投資となっています。
少額から始められる
FXの大きなメリットは、小額から始められることです。
これは、自分の資金を担保にすることで多額のお金を動かせる「レバレッジ」という仕組みがあるためです。
レバレッジとは元手の資金の何倍もの倍率をかけることをいいます。
FXでは、レバレッジを使えば資金の25倍までの金額を取引することができます。
一般的な株式投資では、元手の3倍までしかレバレッジをかけられません。
あなたが10万円の資金を持っていたとします。
株式投資では最大30万円の取引が可能ですが、FXでは250万円の取引が可能となります。
レバレッジを高めることで多額の資金が運用できます。
このレバレッジの高さがFXのメリットになります。
平日24時間取引可能
FXは、平日24時間いつでも取引できます。
株式投資では、市場の開いている平日午前9時~午後3時にしか取引ができません。
取引が平日24時間可能なので、忙しい人でも気軽に取引できます。
株式投資が可能な時間はほとんどの人が仕事の時間帯ではないでしょうか。
FXの場合は仕事終わりにも朝早くにでも取引できます。
時間に融通が利くことは他の投資と比べても大きなメリットになっています。
手数料が安い
FXは他の投資に比べても手数料の安い投資であるといえます。
FXと外貨預金の手数料を比較してみましょう!
外貨預金とは、円を外国のお金に換えて銀行に預けておくものです。
為替変動や金利で利益を得る投資です。
この外貨預金は手数料が高額です。円を外貨に換えたっり外貨を円に換える際にも手数料がとられます。
それに対して、FXは取引にかかる手数料が無料であることが多く、有料の場合も外貨預金の1/10程度となります。
元手より多くの額が扱える
FXは、レバレッジをかけて元手の最大25倍の資金を運用できます。
これが小額で投資を始められる理由にもなっています。
株式投資でもせいぜいレバレッジは3倍程度なので、FXがいかに高いレバレッジをかけれるかがわかります。
多額のお金を運用できるので利益が出たときは当然大きなリターンが期待できます。
株式投資と比べて専門知識が必要ない
FXは為替変動を利用した投資なので、世界のニュースや経済ニュースをチェックする必要があります。
しかし、抑えておかなければいけない情報は多くはありません。
自分が取引するいくつかの通貨に関する情報を押さえておけば問題ありません。
株式投資であれば経済の動きや国際情勢に加え、数千ある銘柄の中からどの株を買うか判断する必要があります。
投資をするうえで必要な知識がより必要になります。
その点、FXは通貨が限られ為替変動に注目すれば取引ができ、株式投資と比べて専門知識があまり必要でないといえるでしょう。
相場が下がっても稼ぐことができる
一般的な投資は買い注文から始めますが、FXでは売り注文から始めることもできます。
FXの買い注文は他国の通貨を買うこと、売り注文は他国の通貨を売ることです。
FXでは、自身の保有していない通貨を売ることができます。
円高であれば外貨を売って円を買い、円安であれば円を売って外貨を買って利益を得ることができます。
FXを始めたときに円高であっても保有していない外貨を売る形で円を買うことができるのです。
つまり、FXは円の相場にかかわらず利益を得れらる仕組みになっています。
FXのデメリット
FXは小額で始められ多額の資金を運用できますが、当然リスクもあります。
高いレバレッジをかければ利益が大きくなる分、損失も大きくなります。
為替は各国の経済情勢などによって急変動することもあり、リスクになります。
FXはギャンブルのようにのめりこんでしまう人もいるので、中毒性もデメリットにあげられます。
為替変動リスク
為替相場は常に変動しており、為替の思わぬ変動により損失を被るリスクがあります。
世界情勢や各国の経済状態、大統領や首相、銀行総裁などの発言に大きな影響を受けます。
突然為替が急変動するリスクがあるのです。
電子取引リスク
FXは一般的にインターネットを通じて取引します。
電波障害や誤操作によって損出を出してしまう場合もあるのです。
PCやスマホが壊れて取引ができないといったケースもあります。
システムや電子取引のリスクには備えておきましょう。
FX業者のシステムエラーには、複数の業者に口座を持つことでリスクを軽減できます。
自身の取引ツールの故障には、PC・スマホのどちらからも取引ができるように設定しておきましょう。
流動性リスク
流動性リスクは、主に流動性の低い通貨で取引の需要供給があわないことを指します。
交換される量の少ない通貨は、売り買いの需要と供給が合わないことがあります。
FXの取引は、取り扱う通貨の需要と供給の上で成り立っています。
ニュージーランドドルや南アフリカランドなど、取引の流動性の低い通貨は需要と供給がかみ合わず取引ができないことがあります。
こういった流動性リスクはFXのデメリットです。
レバレッジによるリスク
FXの特徴はレバレッジを高く設定できることです。
レバレッジの倍率を高くすることで元手の何倍もの資金を運用できます。
レバレッジが高ければ利益は大きくなりますが、当然損失が出た時も大きくなります。
損出が出たときに、元手の何倍もの損失になってしまうことがあります。
取引を始めるときに収めた証拠金がなくなると、追加でお金を払わなければなりません。
この時に借金を作ってしまう人もいます。
レバレッジの高さはFXのメリットであるとともにデメリットでもあるのです。
初心者はレバレッジを1~3倍に抑えて取引を行うことをおすすめします。
慣れない中で損出を重ねるよりも、利益は少なく損出も少ない取引をしましょう。
中毒性
FXは中毒性があり、ギャンブルのようにのめり込んでしまう人もいます。
秒単位での為替変動、取引額の大きさからFXに熱中すしすぎることもあるようです。
秒単位で変わるチャートをみてトレードがなかなかやめられない、負けた損失を取り戻そうと躍起になったりと人によっては大きなデメリットになります。
メンタルの負荷
扱う金額が大きい分、取引にかかるプレッシャーも大きくなります。
「稼ごうと思ってレバレッジを引き上げたはいいものの、数十万円の損失を出してしまった。」なんてこともFXでは起こりえます。
FXで運用する資金は元手より大きいことが多いので、取引時のメンタルの負荷は大きいでしょう。
まとめ
今回はFXのメリット・デメリットについてご紹介しました。
FXは少ない元手で多くの資金を運用できることが特徴です。
FXは高いレバレッジを設定できることがメリットにもデメリットにもなっています。
メリットとデメリットを認識したうえで資金運用をしましょう。
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