営業、本当に辛いですよね。
筆者も新卒からずっと営業職一本でやってきた身です。
業界や会社は違えど、大体の事は共通しているはずです。
その辛さや大変さ、凄くわかります・・・。
勿論、悪いことばかりではありませんが、自分には他にもっと向いている仕事があるのではと思うときがあるかもしれません。
営業から転職を考え始めたその時、どんなことをすればいいのでしょうか。
今回は元営業だった筆者から、営業から転職をするには?についてお話ししたいと思います。
営業から転職したいと思う理由
「営業から転職をしたい、転職しようかな・・・。」と考えるきっかけとは、いったいどのようなものでしょうか。
筆者の経験も踏まえつつご紹介いたします。
ノルマを達成できない、ノルマがプレッシャーになる
営業職では基本的にみんな持たされる『数字』というもの。
この存在をどう捉えられるかによって、感じ方が変わるでしょう。
ある人にとっては、ノルマというものがやる気を沸かせるものであり、逆算して計画を立てやすくなるものであると思うかもしれません。
またある人にとっては、自分にはこんな数字クリアできるはずがないと、ノルマがとても重い存在となりプレッシャーと感じてしまうかもしれません。
後者の場合、営業から転職をしようと考える傾向にあります。
数字で評価されるので、どんなに頑張っても評価されない
良くも悪くも、数字で評価されるのが営業のお仕事です。
出来てしまえば多少のことは大目に見てもらえたり、自由が利いたりもする、いい職種でもあります。
私の元同僚に「営業は楽しい。出来た分だけ評価される。数字は裏切らない。」と言う子がいました。
彼女は人一倍頑張って、人一倍評価されていたと思います。
なぜなら、しっかり数字を出していたからなのです。
しかし、どんなにお客様に満足してもらおうと活動をしていても、結果として数字に表されなかった場合、評価はされにくくなります。
営業という仕事は、ノルマに対して達成できているか、社内で何番目の成績を持っているかなどの数字でなければ、評価が難しいものなのです。
その為、陰で努力していても評価されず、転職を考えてしまうのでしょう。
競争心がない、周りに関心がない
こういうタイプの人いらっしゃいませんか。これはまさしく筆者のことだと思っています。
私自身あまり周りに関心がなく、どこの誰が幾ら売り上げたと噂話を聞いても、
「そうなんですか~!流石は○○さん、すごいですね~。」
という程度で、どんなお客様に何の商材を提案したのかなど、まったく興味を持ちませんでした。
また、先述にもある元同僚のことですが、
「実はあいつ、筆者さんにライバル意識持ってるんだよ。「筆者には負けない」ってよく言ってたよ。」と、周りの人間からよく聞かされ、非常に驚いたことがあります。
申し訳ないけど、私なんかじゃ彼女のライバルなんかにならないし、数字でももう十分に私は負けていました。
理由はよく分からなかったのですが、私は本当に競争心がなく営業としてはお粗末なものだったので謎は深まるばかりですが、私の存在が彼女にとっていい影響を与えていたそうです。
でもそんな彼女の姿に、「すごいな~、頑張ってるな~。」としか思えなかった私は、営業に向いていないなと思います。
そんな自分に対し「営業から転職をした方がいいのではないか。」と、考えるのでしょう。
相手に対して気を遣いすぎてしまう
会社によるかもしれませんが、企業として今売りたい旬な商材や商品というものがあります。
企業としては自信を持って売りに出す商材であっても、それに対して魅力を感じられなかったり、自分の持っている顧客には見合わないとなると、気が進まなくなってしまうものです。
また、いつもお客様や会社の人に対して気を遣いすぎてしまう性格だと、いつも気疲れをしてしまうでしょう。
そんな人は「気を遣いすぎて疲れる」と思い、営業から転職ということを考え始めると思います。
営業から転職したい時の対処法
もう、営業は嫌だ!営業はおなかいっぱい!営業から転職するぞ!
と思っているあなた。ちょっと待ってください。
転職は大いに結構ですが、それ以外にも解決法があるかもしれません。
以下に対処法をあげてみましたので、是非参考にしてみてくださいね。
他部署への異動
これは会社によりけりかもしれませんが、転職をしなくても社内異動をすることで、営業以外の仕事に就くことが出来ます。
筆者の体験談ですが、他部署の方と飲んでいた際に仕事についていろいろと聞かれ、あまりうまくいってないと伝えたところ、「うちの部署に来なよ!」と誘われたことがありました。
実は人手不足になっている部署もあったりするので、そのような機会もあるかもしれません。
またその際には異動願いを出す必要があるかなど、手順を確認をするようにしましょう。
営業部でも他業務をさせてもらう
営業の何が問題で転職を考え始めるのかは人それぞれではありますが、例えば営業としての業務が理由で転職を考えている方は、営業部としていながら他の業務を担当させてもらうという方法があります。
例えば、営業事務であれば営業経験を活かしつつ、営業以外の業務を担当できます。
他には、営業の採用担当や、営業を育成する立場になるなどの方法もあります。
ただその場合には、ある程度の年数勤務していないと該当しないなどもありますので、上司に相談する必要があります。
ホワイト企業に営業職として転職
営業経験があれば、他の会社に営業として転職することは難しくはないでしょう。
ただ『営業』と一口に言っても色々な営業職が存在します。
法人営業、個人営業、ルート、新規開拓、反響営業など・・・。
また業界や取り扱う商材、会社によっても、営業スタイルは大きく変わるでしょう。
同じ営業でも自分が考えるホワイト企業に勤められれば理想だと思います。
転職をするという時に、自分にとって大事なことや譲れないことなど、優先順位を立てて転職活動を行うとよいでしょう。
他職種に転職
思い切ってキャリアチェンジというパターンです。
この場合、転職理由はかなり重要になります。
あまりにもマイナスなことばかりを理由にするのではなく、前向きな事を述べられるようにしなくてはなりません。
また、厳しいことを言うようですが、年齢もかなりシビアになります。
25歳くらいであれば、これから育成していこうとする企業も少なくはないのですが、30歳近くになるとどうしても若い人の方が受かりやすくなります。
年齢でイマイチ引っかかるなという方の場合、ポテンシャル採用をしてくれる企業を狙う事です。
年齢では敵わない部分は確かにありますが、潜在能力を見極めて育てようとする企業も少なくはありません。
そもそも、営業しか経験がないということは、決してマイナスではないのです。
営業だけしか経験のない筆者が言うのもなんですが、その経験は強みになることもあります。
転職サイトの応募資格の欄で、「何かしらの営業経験・折衝経験がある方」と謳われる企業も少なくはないので、アピールポイントにつながります。
営業から転職でおすすめの職業
これまで、営業の仕事を考えどの様な行動を取ったらよいかご紹介してきました。
では、今いる会社を退職し実際に営業から転職をするといったときに、どんな職種がよいのでしょうか。
いくつかおススメする職業を紹介しますので、参考にしてみてください。
プログラマー
プログラマー(PG)とは、主にシステムエンジニア(SE)が設計を行い、その仕様書をもとに実際にプログラミング言語を用いて様々なシステムを作る人のことを指します。
IT業界は需要に対して供給が追いついておらず、人手不足でもある業界と言えるでしょう。
「自分は文系だから、そういう業界の仕事は向いていないんじゃ・・・。」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には文系卒でもIT業界に就職している人は多いようです。
「それでも自分は知識が全くないし不安・・・。」という方は、無料で利用できる『ウズウズカレッジ』がおすすめです。
通常の転職エージェントとしての支援+IT業界に必要な知識を専門学校に通うような感覚で学べるサービスを取り扱っています。
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人材コーディネーター
直接お客様とやり取りをする経験があるということで、コミュニケーション能力に長けている方が多いのではないでしょうか。
人材コーディネーターのお仕事は、求職者と企業をマッチングさせるお仕事。
言葉は悪いですが、営業は基本的に板挟みにあう仕事でもあるので、双方の意見を聞いてよい方向へと導くことを得意としていると思います。
その経験を活かし、求職者と企業のよい出会いを実現させることが出来るでしょう。
事務
事務も色々な種類がありますが、特に営業事務は営業としての立場や業務をよく理解しているので、営業のサポート役として即戦力につながるでしょう。
また、営業と言っても今時PCを使わないという事はなく、一連のPC操作は出来ると思います。
見積書や提案書の作成、電話対応なども日常的に行ってきているはずです。
そのような面からも、事務職は営業から転職する場合にも向いているといえるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
筆者の体験も織り交ぜましたが、同じように考えている方、悩んでいる方は少なくはないと思います。
営業という仕事はうまくいけば楽しいですし、企業の花形というだけあり、営業が仕事を取ってこられなければその会社は成り立たないものです。
ですが、どんなに頑張っても数字でしか評価はされず、見えないところで動いていても、褒めてもらえないなんて事がほとんどだと思います。
営業から転職を考える人は少なくはありません。
転職を考えている方は、なるべく早めに行動することをおススメします。
特にキャリアチェンジとなると年齢がネックにならざるを得ません。
勇気を出して、まず一歩踏み出すことから始めてみましょう!
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